山椒部屋

旅日記です。現在自転車でアメリカ横断中。

バンコク スネークファームで予防接種して失神⁉

どうも。Sukeです。今日は平成31年4月30日、平成最後の投稿はポーランド クラクフからです。昨日机に脚を強打した際、ポケットに入れていたiPhoneに机の角がクリティカルヒット。画面半分の液晶が完全に破損して使い物にならなくなってしまいました。しばらくスマホなしの生活になりそうです。なんとも幸先の悪い出来事ですが、ハンガリーの首都ブダペストで友人に会うため、歩を進めます。


価格は2019.3.17現在のレート 1バーツ=3.52円で計算しています。

バンコク2日目 スネークファームで予防接種

世界各地では様々な伝染病が流行しており、流行地域を訪れるからにはその感染のリスクを伴います。症状はその病原体によって様々ですが、中には死をもたらすような恐ろしいものもあります。

その対策の代表例として予防接種がありますが、その費用は結構高額です。少ない予算の中で旅をする僕らにとってその出費は痛いですが、感染のリスクを考えると予防接種を受けるべきだと思います。また国によっては予防接種を受けていないと入国させてもらえないことあるため、それらの国に渡航する予定のある人は必ず受ける必要があります。僕は南米を旅する予定ですが、南米にもそのような国があります。

[caption id="attachment_228" align="aligncenter" width="960"] 厚生労働省検疫所HPより[/caption]

その高額な予防接種を比較的安く済ませることができる場所として有名なのがタイ バンコクにある病院です。隣にある施設の名称から、通称スネークファームと呼ばれています。正式名はQueen Saovabha Memorial Institute

今回旅のはじめの目的地にバンコクを選んだのはこの予防接種の存在が大きいです(あとは航空券が安かったから)。以下は僕がバンコクで予防接種した様子をまとめたものです。

スネークファームへ

バンコク2日目、朝起きると8時ごろでしたが、起き上がる気にならずそのまま二度寝。気づいた時には11時になっていました。海外へ来ても僕の生活は変わらないようです。

本来は今日中に予防接種を済ませた後に夜行バスに乗ってミャンマーへ向かうつもりでしたが、もうそんな気も起きず、もう一泊することに決めました。

重い身体を起こし、フロントに延泊することを伝え、シャワーを浴びます。

外へ出るとむわっとした空気が体を包み、鋭い日差しが降り注ぎます。

そうか、ここはタイなんだ。

改めてそう実感させられます。

外を歩くときはサンダルです。暑くて靴なんて履いていられませんでした。

影がこんなに短いです。

graph

バンコク北緯13.5度くらいに位置し、気温は年間を通して高いです。降水量は季節によって大きく異なり、今回訪れた3月は乾季にあたり、雨は少ないです。

MRTに乗ってフアランポーン駅へ向かいます。この駅はスネークファームの最寄りではありませんが、少し歩きたかったので、この駅で降りることにしました。ここにはちょっと用事があるのでまた夕方戻ってきます。

ちょっといい感じの雰囲気の水路。(水は汚いですが・・・)

バイクが多いね~

そうこうしているうちにスネークファームに到着しました。

スネークファームの場所

実際に予防接種を受けるのはスネークファームの隣にあるQueen Saovabha Memorial Instituteです。スネークファームはヘビの研究施設兼観光スポットで、多くの人が訪れています。予防接種ついでに見学してみるのもいいかもしれません。

入口。

中にはこんな噴水があります。

予防接種の受付

噴水の周りをぐるっと回って正面の入り口から入ると、中はこんな感じになっています。

2枚ほど用紙(個人情報、どこの国に行く予定か、アレルギーはあるか、接種したことのあるワクチンなど)に記入して受付に持っていきます。ここで20バーツお支払い。指示されたとおりの部屋に行き血圧を測定します。

お昼の時間、受付は閉まっているらしいので注意が必要です。

お医者さんと相談してどのワクチンを接種するか決めます。この時に病気の英語名を控えておくとスムーズにいきます。なぜか「腸チフス」はだけは日本語で通じました。

今回接種したワクチン

今回接種したワクチンは以下の4つ

  • 黄熱病(STAMARIL)・1,200バーツ・ 1回接種で生涯有効
  • A型肝炎(HAVRIX 1440)・1,400バーツ・ 1回接種で1年間有効、6か月~1年後に追加接種で15年以上
  • 日本脳炎(IMOJEV)・ 460バーツ・ 1回接種で3~5年間有効
  • チフス(TYPBAR-PES)  400バーツ・ 1回接種で3年間有効

※括弧内はワクチン名です

これに医療サービス料50バーツを加えて全部で3,510バーツ(12,355円)でした!日本で打つと3万円以上しますたぶん。

一回あたりに接種できるワクチンは4つが限度です。

有効期限や必要接種回数はワクチンの種類によって異なりますので、必ず各個人で確認お願いします。また、アレルギーをお持ちの方は副作用が発生することがありますのでご注意ください。

A型肝炎の予防接種で意識が・・・

ワクチンの料金を支払った後、実際に注射します。

僕は別に注射が苦手ではありません。

しかし採血は無理です。まず自分の血を見るのが苦手なのと、針を血管に刺して血を抜かれていると思うとなんかこう・・・すぐに青くなってしまいます。

今回は注射なので何事もなく3本の注射を終えました。

残すはA型肝炎のみ。看護師さんがA型肝炎は奥深くまで針を刺すよ~的なことを言ってビビらせてきます。

注射自体は思っていたほどというか、拍子抜けするほど痛くありませんでした。

 

 

しかし・・・

 

 

その後、なんだか左腕の筋肉に鈍い痛みと不快感が。

じわじわと痛みが広がってきます。

そしてベッドから立とうとした瞬間・・・

 

突然目の前が真っ暗になり、気を失いそうになりました。

 

看護師さんたちが駆け寄りベッドに横になるように言われました。朦朧とする意識の中ベッドに横になり、何かにおいのする布を嗅ぐように言われました。後で確認するとアンモニアだったみたい。

少しすると落ち着き、視界もクリアになりました。心配そうに見つめる看護師さんに対して、大丈夫だよと言います。昨日の昼から何も食べていなかったことを伝えると、飲み物とクラッカーを持ってきてくれました。ありがたくいただき、30分ほど安静にします。

その後しばらく待って体調はかなり良くなりました。新たな症状も出ないので、今日は帰ってもいいよと言われました。

結局原因は何だったのでしょうか? 副作用? それともただ僕の気が弱いだけ?

まあなんとか予防接種を終えれたのでよかったです。

フアランポーン駅で国家斉唱

スネークファームを後にした僕はある目的のためにフアランポーン駅に向かいます。

タイ初めての食事

昨日バンコクに到着してから水とコーラ以外何も口にしていなかった僕はもうガス欠寸前です。

駅まで行く道の脇にあったお店に入ります。

言葉が通じなかったので、写真を指差して後は適当に頷いて注文しました。

そして出てきたのがこれです↓↓↓

ご飯の上に揚げた表面をこんがりと揚げた豚肉とキュウリ、ゆで卵が添えられています。甘じょっぱいソースをかけていただきます。うまい!体中にエネルギーが行きわたります。

これで50バーツ(176円)。タイ素晴らしい!

フアランポーン駅で18:00になると・・・

お腹も満たせたところで、再びフアランポーン駅へ向かいます。

タイっぽい。

バンコクは超都会です。

フアランポーン駅到着!

ここに来た目的というのは・・・

一日に2回(8:00と18:00)流れるタイ国歌をここで歌うことでした。

前回初めてタイに来た時、18:00になった瞬間に駅構内の人が一斉に起立し、タイ国家を歌い始めたのを見たときは衝撃を受けました。

今回はタイ国歌覚えてリベンジというわけです。

普段は多くの人が構内を行き交い、座っている人や歩いてる人、立ち止まって電話している人などさまざまですが・・・

 

18:00になった瞬間、

こうなります↓↓↓

 

タイ人に混ざって国歌斉唱します。

今回の旅の目的一つ目達成です。

タイ国歌はフアランポーン駅だけではなく他の駅とかサイアムスクエアとかあちこちで流れるようです。

皆さんもバンコクに行ったらぜひタイ国歌歌ってみてください!

最後にナナプラザ行きました。(ミルダケダヨ、ミルダケ)

ここがどんな場所か知りたい人は「ナナプラザ」で検索!

いっぱい出てくると思います。

それではまた次回お会いしましょう。